はじめては何を観に行く??

こんにちは!
月曜日から台風接近でこのお天気、嫌になっちゃいますが、今週も1週間頑張っていきたいと思います。笑


さてさて今日は、はじめての古典芸能、何を観に行くのがいいの?というお話について。

「古典芸能、観たい気持ちがないわけじゃないけれど、どこで何を観たらいいのかわからない…」
そんな気持ちをお持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。

古典芸能の公演の情報って、本当にもったいないのですが、大々的に宣伝が行われたりということがあまりありません…。

また、面白い公演がたくさんあっても、たくさんあるからこそどうしたらいいか分からない…ということは、古典芸能に限らずどんなジャンルでも同じですよね。

一目で、「初心者でもわかりやすくて楽しい」ということが分かるものがあればいいのに……




実は、あるんです。


それも、1等席が4000円という、とても手の届きやすいお値段!

がしかし、全然知られていなかったりするので、今日はみなさまに勝手に紹介をしたいと思います。笑

その公演は、国立劇場で毎年行われている「鑑賞教室」という公演。
教室の名の通り、先生による分かりやすくて面白いレクチャーを受けた後に、実際に演目を観ることができるので、初心者の方でも緊張せずに肩の力を抜いて楽しむことができます。

この公演で教えてくださる先生は、なんと実際に舞台に登場する演者さん!

そして今月6月、来月7月は国立劇場で、歌舞伎デビューにおすすめな「歌舞伎鑑賞教室」公演が観られる月となっています!

国立劇場公式Twitterより。(※6月の社会人の回は終了しています)

みなさんもこの「THE 歌舞伎」なビジュアル、なんとなく見たことがある気がしませんか??
頭をブンブン振り回す、(なんて言ってはいけませんが!笑)「毛振り」が1つの見どころの、歌舞伎の代表的な舞踊作品である『連獅子』。

今月6月の鑑賞教室は、こちらの演目を解説とともに楽しむことができます!

まだ土日のチケットも手に入るようなので、歌舞伎観てみたいな〜と思っていた方はこの機会にぜひぜひ検討してみてくださいね。

今月は難しいなあ…という方、歌舞伎鑑賞教室は、7月にも公演が行われます!
7月の鑑賞教室で上演される演目は、『日本振袖始』という、日本書紀の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説を題材にした作品。

歌舞伎や文楽の世界では、「〇〇実ハ△△」という設定がよく登場するのですが、こちらの演目は、美しい姫「岩長姫」の正体、実は人を喰い殺す「八岐大蛇」であった!というもの。

生け贄の姫を救うために現れた素戔嗚(すさのおのみこと)vs八岐大蛇の戦い、スケールが大きく、立役、女方、悪役と、歌舞伎ならではの要素がたくさん詰まった大変面白い演目です。

かっこいい勇壮な獅子の踊り、THE 歌舞伎な世界が観たい!という方は6月の鑑賞教室が、女方の役者さんや、悪役が気になる!という方は7月の鑑賞教室が良いかも。

というよりも、毎年行われている歌舞伎鑑賞教室、今年はどちらも目で楽しめて、分かりやすい演目なのでおすすめです!
解説を行う先生である歌舞伎役者さんが月ごとに変わるので、それもまた楽しみのひとつ。

6月、7月どちらも発売中、今の時点ではまだチケットがあるようなので、気になる方はお早めにどうぞ!
インターネットから簡単に購入することができますよ。

詳しくは、国立劇場を運営している日本芸術文化振興会のHPをご確認ください。
見どころの特集ページもありますよ〜!

さて、鑑賞教室の公演ですが、東京の国立劇場では歌舞伎だけではなく文楽の鑑賞教室公演も行われています。

国立劇場での「文楽鑑賞教室」は毎年12月。
6、7月は歌舞伎、12月は文楽、と覚えましょう。笑

学生さんの団体での観劇も多く、小劇場で行われる文楽の鑑賞教室はなかなかチケットが取れない…!なんてこともありますが、「社会人のための鑑賞教室」という18時30分から始まる公演もあります。
(18時が定時なわたしは、あと30分遅くして…なんて思ったりもするのですが。笑)

もちろん、鑑賞教室だけでなく、通常の公演で初心者でも楽しめる演目はたくさんありますので、色々紹介していけたらいいなと思っています!

また国立劇場だけでなく、他の劇場について(もちろん歌舞伎座についても!)、また周辺グルメ情報なんかも紹介していけたらと思っていますので、今後ともぜひ遊びに来てくださいね。

ではでは、またお会いしましょう!
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