圧倒的多数を占めるのは…

おはようございます!

前回の記事で、簡単に文楽の舞台をかたち作る3つの役割について、また文楽はそれらが「三位一体」となることで生まれる芸術であることをご紹介させていただきました。

今回は、文楽の舞台では実際にどんなお話が展開されていくの?ということをテーマにお話ししていきたいと思います。

さて、みなさんのイメージする「人形芝居」あるいは「人形劇」にはどんなものがあるでしょうか?

私が小さい時にテレビで観たことのあるものでは、「ひょっこりひょうたん島」「サンダーバード」「ハッチポッチステーション」あたりが思いつくのですが、おそらくこれは世代によって、色々と差が出てくるものではないかと思います。笑

「セサミストリート」もそのひとつですね。
いろんな人形の劇があると思うのですが、なんとなくどれも子供向け番組を通じて見た「楽しいおはなし」だったと記憶していて、おそらくみなさんも同じなのではないかなと思います。

では、「人形によるお芝居」という意味で同じカテゴリーに入る文楽は、どんなお話が展開されるのでしょう??

世界的に見ても、子供に向けて作られる人形芝居というのは実に多いのですが、文楽はどちらかというと、大人に向けて作られた人形芝居。

そして舞台上で展開されてゆく物語のうち、


圧倒的多数を悲劇が占める


というのが大きな特徴です。


以前書いた記事の中で、何度か「お芝居はエンターテイメントですから、楽しんでくださいね!」とお伝えをさせていただいているのですが、ほとんどが悲劇と聞いて「どうやって楽しむの…?」と思う方もいるかもしれません。

もちろん、「悲劇」にジャンル分けされる作品でも、ひたすらに暗く悲しいお話が続くわけではなく、あいだに笑える部分も含まれていたりと、とてもバランス良く緩急がつけられているのが日本の伝統的なお芝居です。

そして、悲劇をエンターテイメントとして観るにあたり、一つの重要なカギとなることがあります。
それはお芝居を観るわたしたちが、「自分が今観ているのはお芝居なんだ」という認識をしている、ということです。

何を言ってるのかさっぱり…という方もいらっしゃるかもしれませんが、これについてはのちほど詳しく、文楽の舞台におけるものすごく特徴的な要素のご紹介を交えてお話しをさせていただきます。
楽しみにしていてください!


江戸時代から今まで続く文楽の舞台。
現在まで上演され、多くの人に愛されてきた作品のほとんどが悲劇なのですが、そんな文楽の悲劇のうちに人々は何を観るのでしょうか??

そしてこの問いの答えが、文楽の舞台の面白さなのではないかな、と個人的に感じているところでもあります。

次回はもう少し具体的に、文楽のお話のジャンルについてご紹介させていただきます。

では、みなさまのまたのお越しをお待ちしております!

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たのしい!古典芸能

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