日本舞踊で、カルメン!!【観劇きろく】

こんばんは!

今日は国立劇場へ、気になっていた日本舞踊の公演を観に行ってきました!



第2回 日本舞踊未来座 =裁= 「カルメン2018」というこちらの公演。

普段人物のセリフのみならずナレーションまでついた、どちらかというと説明の多い(?)演劇をよく観るわたし。(※文楽のこと)

観に行くにあたって、どんなものが観られるんだろう?とわくわくしつつ、セリフなしで物語はどうやって進んでいくの…!?という不安な気持ちもありました。

はじめての日本舞踊の公演、楽しめるかな…なんて思っていたのですが、

これが最初から最後まで、めちゃくちゃ楽しかった。


「カルメン」といえば世界で最も上演回数が多いオペラ、また誰もが聴いたことのあるメロディがたくさん。

そんなお馴染みのカルメンのメロディ、聴いたことのあるオーケストラの演奏の部分もあれば、和楽器のアレンジに変わっている部分もあって、そのバランスが絶妙なのです。

そしてわたしが1番不安に思っていた、セリフがない舞踊劇である、という部分。
そんなことは全く心配する必要のないものでした…!

なかなかうまく言葉では説明できないのですが、わたしが受けた印象は、

踊りは、言葉をも紡ぐ


というものでした。
踊りそのものが言葉となって、観る人に訴えかけてくるのです。

自分の今まで持っていた日本舞踊のイメージは、80%くらいは「ゆったり」「しっとり」「たおやか」「雅な世界」といった、どちらかというと「落ち着いた華やかさ」でしたが、

実際に観てみたら、

え!なにこれ!めっちゃ動き早い!かっこいい!!


と思うところ、情熱的なところもたくさんもあって、自分の想像していた日本舞踊とはもう180度違う見応えのあるものでした。笑

衣装も華やかでとっても素敵なんです。
こちらのページに舞台の写真がたくさん載っているので、ぜひ見てみてください!


やっぱり観てみないと、本当のことなんて分からないですね!
とても刺激的で、わくわくの充実した時間を過ごしました。

カーテンコールでは、カルメンのなかでも1番有名なあのメロディに合わせてお客さんみんなで手拍子。
それもとても楽しい時間でした。

日本舞踊かあ…と思う人こそ、騙されたと思って観てほしい!
公演は明日24日(日)までで、当日券もあるそうなのでぜひ足を運んでみてくださいね。

会場の国立劇場は、半蔵門駅、永田町駅より徒歩10分以内のアクセスです。



踊りって、こんなに「楽しい!」という気持ちが伝わってくるものなんですね。

ふと思い出したのが日本の神話。
天照大神が天の岩屋に閉じこもって世界が真っ暗闇になってしまったとき、再び天照大神が外に出てくるきっかけになったのもそういえば踊りだったなあ、と。

踊りは、踊る方も観る方も、こんなに楽しいものなんだなあと思ってすごく興味が湧いたので、これから色々観てみたいと思います!

おすすめの公演ですので、みなさまもぜひご覧ください!

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